山守に山林活用の相談をいただき、サポートをさせていただくことになった石坂さん。
山林活用のための活動を順に追ってご紹介していきたいと思います。
林業に携わってから約11年の石坂さん、2017年群馬から千葉に拠点を移され、林業を続けつついつかはキャンプ場を造りたい!という気持ちがあり、ずっと引っ掛かっていたそうです。
キャンプブームもあり、都心から交通の便も良い千葉県ではライバルとなるキャンプ場は数多くあるものの
弊社にご相談いただき、どんなキャンプ場にしたら良いかと議論を重ね、長年の夢であるキャンプ場の開設をチャレンジすることに。
まずはご本人が既に事務所兼薪置場として使用している場所の周辺が、地形的に魅力的と考え選定されました。
法務局で登記簿謄本を取得し、地権者さんのお宅を一軒一軒周り概要説明をし賃貸契約を交わしました。
施設の配置図、キャンプ場の経営計画などはご自身で提出され、資金を節約。
敷地内に畑の地目が一筆あり、キャンプ場として使用するためには農業委員会の審査を受け、地目変換も必要だったそうです。
漸く藪になっている土地の草刈りなど、整備を開始。
知らない土地の者なので何度も顔を出していると
地権者の方から「ここは谷だから雨が続くと水が溜まるよ、どこかに側溝があるはず」と教えていただきました。
側溝はすっかり土砂で埋まってはいたものの探し当て、重機と最終的には人の手を使って丁寧に再生。
これでキャンプ場をオープンしてからも水はけの問題は起きにくくなりそうです。
また、キャンプ場の玄関となる出入り口には砕石を敷き詰め、安全に車両通行ができるように。
現在は薪置場として使っている場所も管理棟として使えるように整備していくことで資源を無駄なく使うことができます。
また男女別のトイレを新設。特に女性用は水を使わず微生物の働きで有機肥料へと変身させる、環境に配慮したバイオトイレを設置。
臭いもなく清潔に保ちやすいので安心して使えるように、と案出したようです。
未だ整地も途中の土地では雨が降ってしまうと重機を入れられず作業が思うようにはかどらない日もあるようですが
少しずつ着実にキャンプ場のオープンに向かって進んでいるようです。
次回は、キャンプ場周りの森林整備です、お楽しみに。