山で木を伐りだして売ってきました。
なかなか山に生えている木を売った経験のある人もいないと思います。
いったい幾らになったのか、私の売上報告書を公開したいと思います。
■1本だいたいいくら?: 杉≒約8,000円、桧≒約16,000円(樹齢約70年)※
■どこに売れる?: ①原木市場、②バイオマス発電所、③補助金
※状態、産地、市場の相場などにより変動します。
また木材業界は、木の値段を体積(1立方メートル=1m×1m×1m)単位で表記するのですが、
この記事では、一般の方に分かりやすくするため、木まるごと1本あたりに換算して記述します。
山に生えている木は、まずチェーンソーで伐り倒し約2-4メートル単位の丸太にカットします。
なぜ2-4メートルかというと、建築材の規格にあわせてです。
樹齢約70年の木の高さは約20メートルで、1本の木から4メートル丸太は、約4本取れます。
丸太は、根本の方から元玉(もとだま)、二番玉、三番玉と呼びます。
根本の方は、枝打ちをしている場合は節が少なく、元玉と二番玉は、①原木市場に売ります。
三番玉以降は②バイオマス発電所に売ります。
さらに伐採したことを役場や森林組合に届けると③補助金がもらえます。
①原木市場
原木市場は、魚でいうところの、地元の漁港市場です。
築地に行く前の、漁師さんが釣り上げた魚をもっていく場所です。
広い土地に丸太を並べて、丸太を買いたい製材所のバイヤーなどが集まり、セリで値段が決まります。
ちなみに、バイヤーが丸太のどのポイントをチェックしているのか、この記事が良くまとまっています。
https://kamiyoshino.com/about/work
私の山で育てている木は、杉と桧なのですが、平均するとこのあたりの金額になりました。
・杉: 約3,800円/1丸太
・檜: 約7,000円/1丸太
これに、②バイオマス発電所、③補助金を加えて、立ち木1本あたり、約10,000円となります。
予想以上に安いと思われた方が多いのではと思います。
ちなみに、一般の方でも丸太買えます。
私の知り合いの若い女性で、丸太を買った方もいます。
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakaatsuo/20141211-00041384/
(持って帰るのと置き場所が大変ですが)
この程度の値段でしか売れないのですが、利益を出せないわけではないです。
この売上から、人件費や運搬費、重機の費用を引いてもいくらか残ってます。
(コストが幾らかかったかまた別の記事で詳しくご紹介します。)
70年分の育てたコストを言い出すと合わないかもしれませんが、
今の山は木がありすぎの在庫過多の状態です。
いかに効率的に出材してコストを減らすか、バイオや補助金を組み合わせて売上を伸ばすかの工夫の問題です。
我々山の仕事スタッフ(山行き)は、山持ちに利益を還元するためにはどうすれば良いか、
その工夫を提案できます。
山の資産管理のコンサルタントとして、お気軽にご相談ください。